ZaiBizは、東証プライムの主要企業の決算(有価証券報告書)を、初心者でも読めるようにビジュアル化したサイトです。 むずかしい指標には各所に ? マークがあり、押すとその場でやさしい解説が出ます。
分厚い有価証券報告書も、初心者がまず押さえるのは3つの表だけ。①どれだけ儲けたか → ②つぶれない体力があるか → ③現金は回っているか、の順に見ます。
売上から費用を引いて、いくら利益が残ったか。一番上の売上と、本業の儲けを示す営業利益をまず見る。
持っている資産と、その元手(借金か自前か)。自己資本比率が高いほど、不況でも倒れにくい。
利益が出ていても現金が尽きれば倒産する。本業(営業CF)でちゃんと現金を稼げているかを確認する。
「この数字って、いいの?悪いの?」のここがポイントをまとめました。あくまで一般的な目安で、適正値は業種によって大きく変わります。
サイトに出てくる指標を、やさしい言葉で解説します(24語)。
会社が商品やサービスを売って得たお金の合計です。会社の「規模」を表す最も基本的な数字で、ここから費用を引いていって利益が計算されます。
売上高から、商品の原価(売上原価)と人件費・広告費など(販管費)を引いた、本業で稼いだ利益です。会社が普段のビジネスでどれだけ儲けているかを示します。
営業利益に、本業以外の損益(利息・為替・特別な売却益や損失)を加減し、税金を引いた後に最終的に残る利益です。株主のものになる「最終的な儲け」です。
会社が「何を持っていて(資産)」「いくら借りていて(負債)」「自分のお金がいくらか(純資産)」を一枚にまとめた表です。会社の体力・安定性が読み取れます。
現金・在庫・設備・投資など、会社が保有するすべての財産の合計です。負債(借金)と純資産(自分のお金)を足したものと一致します。
総資産から負債(借金)を引いた、返さなくてよい会社自身のお金です。多いほど財務的に安定しているといえます。
利益とは別に、本業で実際に手元に入ってきた現金の流れです。利益が出ていても現金が回らない会社もあるため、利益と合わせて見ると健全性がわかります。
営業で稼いだ現金から、設備投資に使った現金を引いた、会社が自由に使えるお金です。配当や借金返済、新規投資の原資になります。
会社を事業の種類(例:トヨタなら自動車・金融)ごとに分けた区分です。どの事業で稼いでいるか、伸びているかを把握できます。
売上高のうち、何%が本業の利益として残るかを示します。高いほど効率よく稼げる「儲けの厚い」ビジネスです(例:キーエンスは約50%と非常に高い)。
株主が出したお金(自己資本)を使って、どれだけ利益を生み出したかの割合です。一般に8〜10%以上が優良の目安とされ、高いほど株主にとって効率の良い会社です。
営業利益を従業員数で割った値で、社員1人あたりの稼ぐ力を示します。少人数で高収益のビジネスほど大きくなります。
「YoY」は Year over Year(前年同期比)の略で、売上が1年前と比べて何%増えた(減った)かを示します。プラスなら成長、マイナスなら縮小です。
株価が1株当たり利益(EPS)の何倍かを示します。利益の「何年分」が株価になっているかのイメージで、一般に低いほど割安とされます(業種で水準は異なります)。
株価が1株当たり純資産(BPS)の何倍かを示します。1倍だと「会社を今解散した価値」と株価が同じ。1倍割れは割安とされ、東証も改善を求めています。
純利益を発行済み株式数で割った、株1枚あたりの利益です。これが伸びていれば、1株の価値が高まっているサインです。
純資産を発行済み株式数で割った、株1枚あたりの「正味の財産」です。PBRの計算に使います。
株価に発行済み株式数を掛けた、株式市場が評価する会社全体の値段です。会社の「大きさ」を株価ベースで測る指標です。
総資産のうち、借金でない自分のお金(自己資本)が占める割合です。高いほど借金依存が少なく倒産しにくい、財務的に安全な会社といえます(業種により適正水準は異なる)。
有利子負債(利息のつく借金)が自己資本の何倍あるかを示します。低いほど借金が少なく健全で、高いと金利上昇に弱くなります。
銀行借入や社債など、利息を支払う必要のある借金です。多すぎると金利上昇時に負担が増えるため、自己資本とのバランスが重要です。
株価に対して、1年間でもらえる配当が何%かを示します。銀行預金の金利のように、株を持っているだけで得られる収入(インカムゲイン)の目安です。
純利益のうち、何%を配当として株主に還元しているかを示します。高すぎると将来の投資余力が、低すぎると還元姿勢が気になる、バランスの指標です。
上場企業が金融庁に提出する、業績・財務・リスク・ガバナンスなどを詳細に記した公式の年次報告書です。ZaiBizの数値はこの「有報」をベースにしています。